縁ちゃんコラム

enchan's column

2025/01/10

縁(えん)ちゃんのひとり言 ~「昭和100年」にあたる年の年頭に際し思う事について~2025.1月号

皆さん、明けましておめでとうございます。『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。本年も変わらず宜しくお願い致します。

2025年が始まりましたね。あの元旦の能登半島地震、1/2の羽田空港 JAL機炎上から早いものでもう1年が経つんですね。マスコミが今年は「昭和100年」にあたる年といっていましたが、戦後80年であり、いろいろな節目の年にあたるようです。1/17が阪神・淡路大震災から30年、4/25にはJR福知山線脱線事故から20年、8/12には日本航空ジャンボ機墜落事故から40年だそうです。まだまだ記憶に新しい、痛ましい事故や出来事でした。我々はその犠牲からいろんな事を学ばさせて頂きました。

何かの新聞で読みましたが、特に昭和の時代は、私たち日本人にとって決して忘れてはいけない「戦争」と「復興」の時代でした。昭和は日本を復興させた、日本が世界にその存在感を示した時代だと思います。我々の両親、祖父母そのまた先祖がどんな思いでこの国を守り復興させてきたのかを、今こそ分かろうとするべきだと思います。戦後の何もないどん底の時代から、高度経済成長を経て世界第2位の経済大国となり、未来の我々に夢と希望を持たせてくれたのは間違いなく先人たちのお陰です。

日本全国に高速道路が整備され、新幹線ができ、低燃費の自動車が開発され、優れた家電を産み、特に録音や映像を録画できる機器(カセットテープ、ビデオ、カメラ、CD、DVD等)や、SONYのウォークマンに代表される小さくする技術は日本のお家芸と賞賛されました。任天堂のファミコンに代表されるゲーム機の業界に関しては、他が真似できない新しい世界観を確立しました。我々の建設業界では、地震に強い建物の技術、高層マンションや橋梁は強度だけでなく意匠性(デザイン性)にも優れたものを作り出し私達の目を楽しませてくれました。インターネットの普及により、私が小さい頃は夢物語だった「テレビ電話」も当たり前の時代になりました。とにかく日本、日本人は凄いんです!!

にもかかわらず、昨今の日本、日本人は戯(たわ)けているのでは?最近の日本のサービスがおかしくなっているのでは?と思う事が多々あります。私が古臭い人間だけなのかもしれませんが・・・。

新年早々ですが、悪口ではなく最近素直に疑問に感じている事を少しお話したいと思います。

まず、昨年の10月頃に首都高のオペレーターのカスハラ問題をTVで取りあげていました。私は半分合っているかもしれないけど、半分は完全に間違っていると思いました。まずは何故こういうサービスが仕事として必要なのかだと思います。その後に何故そういう風に言われてしまうのかを確かめなきゃダメだと思いますし、私はただ接客力が無いだけだとも思いました。言われた従業員が辛いから、会社が従業員の味方のふりしてハラスメントとして処理をする。人間力やサービスの向上は完全に無視しての対応は本末転倒だとも思いました。
最近こんなのが多いけど、何でも少し気に入らなければ「○○ハラ」ってつけりゃいいもんじゃねぇんだよと思います!!!

会社が従業員を守るのは大切な事ですし、当然で決して否定は致しません。

例えば、会社の男性上司が女子社員のお尻を触った、これはセクハラ レッドカード一発退場でいいと思いますが、オペレーターが電話で文句言われて電話を切っていいなんて方向に行ってしまうのは本当にどうかと思います。電話しか仕事の武器が無いのに「酷い事言われた~」とべそをかいていたら上司が「電話を切っちゃえ~!」は、いささか理解に苦しみます(;一_一)

また最近のオペレーターはレベルの低い人が凄く多いと思います。まだこちらが喋っているのにかぶして話してくる人が本当に多い。「まだこっちが喋ってんだろう!あなたの知識を聞きたいんじゃない、こちらの分からない事に答えて欲しいんだ」と言う事が多々あります。時間ばかりかかって仕方がないです。

「ただいま電話が大変混みあっております、しばらく経ってからおかけ直し下さい」と自動音声に言われ、しばらく経ってからかけても全く同じで状況で・・・(笑)

全て企業の合理的な考えのもとにやっているのかもしれませんが、サービスの低下とは全く関係ないと思います。リスクヘッジの為の対応も考えられますが、困っている人の痛みが分からない事についてはどう思っているのでしょうか?

その会社の人は、ご自分が急病で病院に運ばれた時に「ただいま大変混みあっております、しばらく経ってからお越し下さい」で納得するんでしょうか?これは少し極端な例かもしれませんが、世の中には自分さえ良ければいいとか、自分がもらうだけという人がいっぱいいます。時代は変わっているとはいえ、昭和を支えた人達はもう少し助け合いとか、相互扶助に関して真剣に考えていたと思います。

日本が何故世界第2位の経済大国になれたのか、また今どんどん下がっているのは何故かをよく考えて欲しいと思います。勤勉、真面目、正確、一生懸命が日本人の身上だったのでは?世界からは規則正しく、礼儀正しい、辛抱強いところを評価されていたのでは?と思います。

そんな疑問を感じていた中で、最近ちょっとほっこりする事もありました。

横浜市でバスに乗った時の事です。運転手さんが、「動きだします、ご注意下さい」「右に曲がります、ご注意下さい」「道が混んでいる関係で少しお時間を頂いています」と事あるごとにマイクで話されていました、凄く優しい声で。何でもない事に感じますが、こういったひと言は最近なかったなぁと思いました。 新幹線に乗った時に車掌さんが「進行方向左側をご覧下さい、晴天で最高の富士山が見えます」とアナウンスされました、静岡市に住む私にとって富士山は毎日見ている決して珍しいものではありませんが、何か感動してしまい車窓から写真を撮りました。

近くのスターバックスでプレゼント用のスタバグッズを選んでいた時の事ですが、そこの若い女性スタッフに本当に楽しそうな笑顔で接客をして頂きました。「私、スタバ大好きなんです!」と言いながら迷っている私に寄り添って頂きました。アメリカのシアトルにあるスタバ本社とパイク・プレイス・マーケットにある1号店に行った事がある旨の話をすると、「是非行ってみたいです!」と目をキラキラさせていました。私は印象深いスタッフだったので、後日スタバの1号店で買ってきたステンレスボトルが買ってきたまま事務所にあったので、それをプレゼントさせて頂きました。恐縮されていましたが、人を幸せな気分にさせるいい接客のご褒美としてももらって頂きました。喜んで頂きました。

こんな人の気持ちに寄り添えるサービスが出来るなんて、日本人もまだまだ捨てたもんじゃないなと思いました、特に若い人には。私ももっともっと努力しないとなと決意を新たに致しました。

スタバのスタッフに何故そこまでするのかって?それはこれから我々の年金を払って頂く大事な大事な世代なので大切にしないと・・・(笑)
今月はここまでです。本年も一年宜しくお願い致します。結びに、実は今年、お正月から書きたい題材がひとつありました。それは『川崎市』が市制100周年という事です。私にとって川崎市は第二の故郷みたいなところで、ちょっと知ったかぶっていろいろ書いちゃおうかなぁなんて思っておりました・・・(笑)

最後にお得な情報を・・・

いまイチゴが旬を迎えています。恒例になりました伊豆の国市「ジュン・サンベリーファーム」さんの静岡が誇る人気品種『紅ほっぺ』を5名の方にプレゼント致します、ふるってご応募下さい。事務所へ直接お電話かホームページのお問合せフォームに住所、氏名、TEL番号、メールアドレスを記載し『紅ほっぺ』希望と記載してお申し込み下さい。ご応募の締め切りは、毎月25日です。電話054-288-0033今月は今年最後ですので『東京駅でスイーツ手土産人気BEST3』をプレゼント致します。

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