2024/08/20
縁(えん)ちゃんのひとり言 ~100年ぶりパリオリンピックで思った事について~2024.8月号
皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。
近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
さて100年ぶりに開幕されたパリオリンピックが閉幕し、この後8/28から開幕するパラリンピックを待っているところですが、やっぱりオリンピックは面白いし、ドラマチックでしたね。寝不足になったのはいうまでもありませんが、ついつい観てしまったというのが本当のところです。なるべく日本人選手の活躍を効率良く観るために録画して朝の5時前後に起床して観ていたのですが、とにかく観たい競技が多すぎて。録画したものを見る前に、朝の情報番組(めざましテレビ、ZIP!等)を見てしまうと、「昨晩○○選手が金メダルを取りました!」とか結果が分かってしまうので、とにかく結果を知らない、ほぼリアルタイム状態で観るには早く起きてTVのスイッチを入れるのが日課でした・・・(笑)
今月は私なりにオリンピックの印象深い、または感慨深かった事を少しお話させて頂きます。既に前半の方で盛り上がったサッカーや柔道はもう遠い昔の事のような気がしますね。柔道の阿部詩(うた)選手が思いもよらず早く負けてしまいましたが、その後人目もはばからず大声で泣いていたシーンがありました。賛否両論あったそうですが、私はいいんじゃないかと思いました。彼女くらい強くなると負け慣れしていないというか、負けた事があまりないのでリアクションをどうしていいか分からなかったんじゃないのかな?と思いました。スポーツマンシップでは相手の選手への配慮とリスペクトが最も必要かもしれませんが、東京オリンピックが終わってから3年間ずっと我々の想像をはるかに超えるストレスを感じ、極限まで自分を追い込んでいたわけですよね。我々がちょっとダイエットしないと・・・と始めるそんなのとは訳が違いますよね。
「霊長類最強女子」といわれた吉田沙保里さんがリオデジャネイロオリンピックの決勝で敗れ「ごめんなさい、ごめんなさい、取り返しのつかない事になってしまった」と号泣していたシーンを思い出しますが、明らかに冷静ではなかったです。連勝連勝でギネスブックにも載るくらい強くて負けた経験が無いんですから当然だと思います。最近、結果が出ないと自分を責めるアスリートがいますが、吉田さんの時も謝る必要なんてないのになぁと思っていました。20年ほど前に、ある子供たちを指導する武道の先生に「負けて泣く、泣けるというのが大事なんだよ」と教えて頂いた事があります。なるほどなぁと思いました。阿部詩選手の行動を見て、または球技でミスをした選手をSNSで誹謗中傷する人がいたそうですが、便利な文明の利器の使い方を間違えている人が多すぎますね。
それよりフランスの異国の地で、号泣する阿部詩選手に「UTA、UTA~~、UTA、UTA~~」の大合唱が起きて、そっちの方がめちゃくちゃ感動しました。フランスの柔道人気は凄いらしく、フランス人は何が起こったのか分かっているんですね。
レスリングといえば、レスリングも強かったですね。中でも吉田沙保里「二世」といわれる藤波朱理(あかり)選手は別格の強さでした。金メダル間違いないといわれていてもその通りに金メダルを取るのはもちろん容易ではないですよね。でも本当に強かった!!コーチであるお父さんのところに抱き付いたシーンは本当に嬉しそうで良かったです。
その決勝で負けたエチオピアの選手の事なんですが、テクニカルスペリオリティといって10-0の完敗だったのですが、実は藤波選手の最大のライバルで凄く強い油断できない選手だったそうです。試合終了のホイッスルが鳴るとお互いの健闘を称え合いハグをしました。勝って喜ぶ藤波選手とは対照的に、その姿が何とも美しく印象に残っていました。その後、表彰式で彼女は銀メダルを首にかけてもらう訳ですが、名前を呼ばれた瞬間に涙を流して、首にかかったメダルは、まるで生まれたばかりの子供を抱くかのように両手で大事に大事に抱きしめるんです。なんかジ~ンとしましたね。エクアドルでは同競技初のメダルだったそうですが・・・。
こんなシーンも藤波選手が決勝に進んでくれたから見れたシーン、覚えた選手であって、また感動して涙してしまいました、オリンピックっていいなぁ~って(◞‸◟)
最終日に行われた、女子マラソンはアップダウンがきつい史上最も過酷なコースといわれていました。28.5km過ぎには何と箱根駅伝の5区(山登り)のような上り坂が約1kmも続くという難コースです。日本の鈴木優花選手が6位入賞と健闘しましたが、その上り坂で後れをとり、万事休すかと思った直後の下り坂で先頭集団に追い付いたりと、それはそれは見ごたえ充分でした。結局金メダルはオランダのハッサン選手で5000mと10000mで銅メダルを獲得してから、何と34時間半後にスタートという強行スケジュールの中でマラソンでも金メダルを取ってしまったんです、凄いですよね!!でも日本人としては改めてシドニーで金メダルを取った高橋尚子さん(Qちゃん)は本当に凄かったんだなぁと思いました。
しかしパリは優雅でしたね。さすがはパリ、花の都パリです。コースはエッフェル塔、ベルサイユ宮殿、凱旋門、セーヌ川、ルーブル美術館という歴史的な雰囲気を残している有名な建物が多くありました。街角の花壇にもさりげなく花が植えてありました。「♫オォ~シャンゼリゼ~、オォ~シャンゼリゼ~♫」と歌いたくなるような街並みでした(笑)
マラソンコースにニューヨークと同じ「自由の女神像」がありましたが、それは実はニューヨークの自由の女神像はアメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスがプレゼントしたものといわれていて、そのお礼にアメリカ人がフランス革命の100周年を記念して送り返されたものといわれています。その為にこの像は、アメリカの方を向いているそうです。ちなみにニューヨークの像は港の灯台の役目を目的にしていた事もあり、港の方を向いているそうですが・・・(笑)
マラソンの一山麻緒選手がインタビューで言っていましたが、「順位は51位で惨敗ですが、走る前は怖くて仕方がなかったんだけど、今日走ってみて日本の方はもちろんなんですが、世界中の方々に日本を応援して頂き、日本って凄く世界中から愛されているんだなぁと実感し、その日本を背負って走れた事が嬉しかった!前回の東京はいろいろ制限があった大会でしたが、東京とは全然違って、これが本当のオリンピックなんだと思った。苦しいより、それ以上に嬉しいって気持ちで走っていた、感謝しかない!」と。
走り終わったランナーが晴れやかで凄く素敵でした(*´▽`*)
今回思いましたが、東京オリンピックもマラソンは東京を走ってもらいたかったですね。札幌が悪いわけではありませんが、景色では東京もパリに負けていないと思います。東京駅、東京タワー、スカイツリー、都庁、国立競技場、皇居、浅草寺他の寺社仏閣等々、世界の方々に見せてあげたかったですね。
結びになりますが、今回ロシアの参加が認められませんでした。ベラルーシもです。理由はどうであれ、ロシアのアーティスティックスイミングのように世界が逆立ちしても勝てない絶対的な競技は純粋に観たかったですね。選手の気持ちを考えると胸が痛いです。私如(ごとき)きが何言っても変わりませんが、皆さんはどうお考えでしょうか?
今月はここまでです。まだまだ暑い日が続きますね、皆さんお身体ご自愛下さい。
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(株)メテックス建築事務所 遠藤良二