2023/02/10
縁(えん)ちゃんのひとり言 ~マーケティングの神 野林徳行氏を迎えてセミナーを開催しました~2023.2月号
皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。
近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
1/26(木)、弊社主催の「新春マーケティングセミナー~とことん観察マーケティング~」にはたくさんの方々にご参加頂きありがとうございました。元ローソンチケット社長の野林徳行氏を講師に迎え、取引銀行3行と住宅ローンの担当者を含む約50名の方にご参加頂きました。野林さんは日本の『マーケティングの神』といわれている方で今のローソン、その他何社も仕掛けられた方なんですが、セミナーではよくありがちなお堅い話は一切なし!「ミッフィー」や「リラックマ」のお皿プレゼントの裏側や、ローソンスイーツの業者との原価交渉の話、なぜロールケーキをあの値段で売っているのか?なぜあの値段で売れるのか?等々。非常に身近な商品を例にあげての講演はあっという間の2時間でした。F1日本グランプリのチケットが他社より条件が悪かったのにローソンチケットが独占できた理由は?では、やはり人間関係やその仕事に対する情熱だったりと、「やっぱりそこだよなぁ~」と思わせるとても人間臭い部分もありで楽しくもあり、耳が痛いような感じでした(笑)
講演の所々で「ローソンの事はメモらなくていいので、自分のお客様と置き換えて考えてみて下さい」と言われ、「リラックマ等の特定の商品はライセンス問題があるので写真はNGですが、それ以外のメモが欲しければ遠藤さんに言えば印刷して差し上げますから・・・」と、とにかく自分のお客様、カスタマーにあてはめてシミュレーションし、まずは聞いてみて下さいと言われました。
自分たちの仕事に置き換えてみると、我々業者の都合でいろいろな事を判断して「売れない、売れない」とやっている事にも気付かされ、とにかく分からなくなったらカスタマーを見る事、お客様に聞く事の大切さを再認識させて頂きました。
参加者の約半数は私の仲間の経営者でしたが、その中に、「遠藤さんが主催だから・・・」とたぶん半分義理で参加した方がいらっしゃいます。女性経営者ですが、終わった後に「めちゃくちゃ良かった!」と言って頂きました。それで次の日の朝イチにTELがかかってきて、「うちの子供が通う学校であの話をして頂きたい」と講演依頼されました。すぐに野林さんに連絡を取ると、「内容と学校が良いのであれば、次世代の子供たちの為ならやらせて頂きますよ」と快諾を頂き、3月中旬に打合せをする事になりました。野林さんは、凄いお嬢様学校で定期的にマーケティングの講師を務めているとも聞いており、先日講演した際のディズニーランドの話の子供たちの反応が素晴らしかったとも言っておりました。
腰が低く、講演前夜と講演後の打上げで計画させて頂いた食事会では本当に気さくにお話をして頂き、弊社の従業員や私の仲間も凄く満足している様子でした。お酒の席でも本当に勉強になりいろいろ考えさせられましたが、凄く楽しかったです(*^^)v
講演後に事務所にもご来社頂くと、「せっかくだから・・・」と弊社の広告担当と一緒にチラシを見て頂きました。弊社のキャッチフレーズである『子育て世代 絶対応援!』というキーワードには「いい言葉だね」と言って頂きましたが、広告の内容からはそれがあまり伝わらないね・・・と厳しいアドバイスも頂きました。確かにそうだなぁと広告担当と顔を合わせました(;一_一)。
いろんな実例をみてきていらっしゃる方の何気ないひと言でしたが、やはり重みがありました。近く広告が大きく変わると思います、是非チェックしてみて下さい(^o^)/
野林さんは元々リクルート社の社員だった方ですが、リクルート社は数年勤めると、どんどん独立して起業しなさいみたいな教えがあるそうで、大企業にも関わらず定年まで働く人が少ないそうです。
リクルート社というと我々の世代はすぐに「リクルート事件」を思い出しますが、その主犯とされていたのはリクルート社の創業者である「江副浩正」さんでした。1989年に逮捕、13年かかった裁判で有罪が確定し76歳でお亡くなりになります。つまり私にとって江副さんはず~っと悪い人のイメージでした(;一_一)
江副さんは起業の天才といわれ、東京大学在学中にリクルート社を創業されたそうです。東京大学が生んだ最大のベンチャー企業家と呼ばれているそうですが、確かにリクルート社はベンチャー企業の王様のような会社ですよね。
人材派遣や販売促進のメディア、ITソリューションといわれるIT関連のお客様の困ったに対応するサービスの提供等がリクルート社の始まりと聞きますが、実業というよりはアイデア事業という感じでしょうか。結婚情報誌に「ゼクシィ」という本がありますが、あの本もリクルート社ですし、我々のような現場で働く建設職人の事を「ガテン系」といいますが、そのネーミングや「フリーター」なんて言葉もリクルートの情報誌から生まれたそうです。野林さんも言っておられましたが、江副さんの教えに『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ』というのがあり、今でも胸に刻まれていると。当時掲げられていたこの社訓を自分の人生訓として持ち続けているリクルート卒業生は多いといいますが、野林さんもそのひとりです。お話を聞くと江副さんって本当に凄い方だったらしく、お客様と「Win Winの関係」や「三方良し」になるアイデアを出してそれを創業していき、それを成り立たせるための仕組みづくりをさせると天才だったそうです。
そのアイデアに関しては、社内コンペみたいのまで行われていて、日常から社員がお客様の事を思い「三方良しになるアイデア」を考えながら働いていたのかと思うと凄ぇ~なぁと思ってしまいました。
リクルート事件以降は社訓としては外されたらしいのですが、今でもその言葉が胸に刻まれている方々が日本の経済やマーケットを操っているのかと思うとワクワクしますね。
実はこれを書いているのは2/8なんですが、偶然にも江副さんの命日でしたm(__)m
弊社もリクルート社は非常にお世話になっていて、『スーモカウンター』ってTV等で見たことがあると思いますが、お客様が「どこのハウスメーカー、工務店で建てたらいいのか?」という相談に対してハウスメーカーや工務店を紹介するという仕組みです。
野林さんと出会わせて頂いたのは東京の山下さんという方が作るコミュニティなんですが、その仲間の方に参画させて頂く申込みのお手伝いをして頂きスーモカウンターの参画企業になる事が出来ました、本当に感謝しております。リクルート社と取引をするには弊社が取引会社として値するかの経営審査もありなかなか大変でしたが、何とかクリアしてスーモカウンターから何人ものお客様をご紹介頂きました。今はちゃんとカスタマーの方を見て、誰よりも一番分かりやすく説明する事くらいしかできませんが、必ず何かで恩お返しをしたいと思っております。
お仕事の話も入りましたが、これからも宜しくお願い致します。
今月はここまでです。寒い日が続きます、皆さんお身体ご自愛下さいませ。
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