縁ちゃんコラム

enchan's column

2022/03/10

縁(えん)ちゃんのひとり言 ~ロシアのウクライナ侵攻と西村京太郎先生のご逝去について~  2022.3月号

皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。
近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

このところ毎日のようにニュースでウクライナの事をやっていますが、ロシアのウクライナの侵攻が止まりません。難民つまりウクライナから他国へ脱出する人が150万人を超えたと言われ、このまま続けば400万人まで増えてしまうのではと予測されているそうです。ウクライナの人口が約4,200万人といわれていますから凄い人数が避難を余儀なくされています。
次世代を担う子供や罪の無い人が戦争の犠牲になった悲惨な姿をTVで観ると、何とかならないのかと本当に胸が痛みます。道路、鉄道、空港といったインフラが次々と破壊され、わずか10日間でウクライナは国の社会的な機能を失いめちゃくちゃになってしまいました。この暴挙を許さないという事で、日本を含む世界各国がロシアに経済制裁を決断しました。アメリカのクレジットカードのVISAとマスターカード、アメリカンエクスプレスという大手カード会社はロシアでの業務は停止となり使えなくなりました。加盟店やATMでも使えなくなり、またロシアの銀行で作られたカードは国外で使えなくなっているそうです。NETFLIXやTik Tokも停止になっているそうです。

ニュースをよく見ると、現実的には10日間でロシアは想像以上に苦戦をしているらしく、世界各国からの経済制裁も受け、戦争を始めた事が間尺に合わない状況になりつつあるともいわれています。という事は合理的に考えられるトップならば「戦争を早くやめた方が得策だ!」と普通は考えると思うのですが、もしもロシアのプーチンさんが合理的に考えられないトップになってしまっている場合が一番最悪のシナリオともいわれています。つまり「振り上げた拳」の下ろし方の話です。拳を振り上げたまではいいが、○か×か?白か黒か?しか答えを出せない為に、拳の下(お)ろしどころというか、話の落としどころというか、柔軟にグレーという着地点を見出せなく、引くに引けない状況に陥り信じられない決断をするという事です。
我々の一般社会でも時々居ますよね、そういう人・・・(笑)

本人は正義感の塊だったりして絶対に正論を曲げない。怒ったり、立場や肩書で主張をしたのはいいけれど、「でぇ、結局どうしたらいいの・・・?」という答えのない人(^^;
本当に頭のいい人は、そこを考えてから怒ったり、意見を主張するのかなとも思いますが。今回プーチンさんに落としどころがない、引くに引けないとなると『核』という最悪のシナリオもあるともいわれています。もちろん考えたくないですが・・・。

今回の開戦で純粋に思った事があります。
日本は「戦争をしない」「非核三原則」これは小学校で習ったからちゃんと理解して分かっています。でも今回のロシアのように独裁者が周りの意見も聞き入れず「うるさい、黙ってろ!」と日本が攻められた時はどうなるんだろう?と思いました。政治的な事や憲法改正等について言うつもりもなく、本当に純粋に思いました。
今までは学校で習ったので、国連とかが何かあれば世界平和に努めてくれると思っていました。でもそれに努めるはずだと思っていた「国連の安全保障理事会 常任理事国」のロシアがこんな事を平気でやらかすなんて、国連なんて全然意味ねーじゃんと正直思ってしまいました。この先、次世代の子供達に学校の先生はどう説明し、方便にするのでしょうか?
日本とロシアは北方領土の問題を何十年とやっています。私達が子供の頃から「いつかは日本に返還されるんだなぁ~」と思っていましたが、今回の事で返還されるわけがなかった理由が分かった気がしました。
ウクライナの戦争は、自分の国は自分で守らないといけないと考えさせられた歴史的な事件だけに、次世代の子供たちの為にも今一度真剣に考える必要ありと思い知らされました。 しかし今は、ただただ早期の終戦を祈るばかりです。

3/3にトラベルミステリー作家の西村京太郎さんがお亡くなりになられました。 私は本を読まない人間なので小説を読んだ事はなく、専(もっぱ)らTVの2時間ドラマばかりでしたが・・・(笑)
「特急〇〇殺人事件~隠された真実、空白の〇〇分」のような列車を題材にしたトリックが面白くて、本当に夢中になりました。ドラマはまずその事件の舞台になる列車の説明が入ります。例えば、「出雲市を始発とする『寝台特急 サンライズ出雲』は22:13に倉敷を出発した後に高松を始発とする『サンライズ瀬戸』と岡山で連結し、終着の東京へと向かう。東京到着は翌朝の7:08である。」みたいな。
この西村さんの作品が、私が列車をはじめとするいろいろな乗り物好きになるきっかけになりました。今でも凄く印象に残っているのは、「寝台特急あかつき殺人事件」です。主人公の十津川警部、亀井刑事役は三橋達也・愛川欽也さんのコンビでしたが(^_^)/   新大阪20:35発の「寝台特急あかつき3号」は1~7号車が長崎行き、残りの6両が佐世保行きになっている。5:04門司駅、ここで切り離される。片方は鹿児島本線をもう片方は筑豊本線を経由するが、どちらも「あかつき3号」だ。十津川警部が佐賀駅で、「特急列車が26分も早く着くなんて事があるのかなぁ~」とひとり言を言います。そして亀さんと実際に乗車してアリバイのトリックを解明していき、「佐賀駅には行き先は異なるが2回あかつき3号が到着する。亀さん、これは時刻表を見ているだけでは分からないねぇ」「警部、これでアリバイが崩れましたね!」と殺人事件を解決していきます(≧◇≦)

私は小説ではなくドラマでしたが、このトラベルミステリー作品からいろんな事を学んだ気がします。固定概念にとらわれず頭を柔らかく考えないと解けない!とか、一歩戻る事で三歩前進するみたいな、前に進むばかりが前進じゃないと教えられたのもこのシリーズ作品ではないかと思います。今では寝台特急ブルートレインも無くなってしまいましたし、今でこそ東北新幹線に秋田新幹線や山形新幹線が連結され、各々盛岡駅と福島駅で切り離されて終着駅に行くようになりましたが、当時はそういうのが珍しくトリックを通じて「へぇ~そうなんだ」と思いました。
大分県の由布院が舞台の際に出てきた、急勾配を登っていく為にジグザグに線路が計画されている「スイッチバック」という方法の電車も印象的で、鮮明に覚えています。
結局、西村先生が究極の「鉄ちゃん」だったんですね・・・(^^;
たくさんの素敵な作品をありがとうございました。西村京太郎先生のご逝去を謹んでお悔やみ申し上げます。
今月はここまでです。桜の開花がもうすぐですね、皆さんお身体ご自愛ください。

最後にお得な情報をひとつ・・・

先日TBS系の番組「王様のブランチ」で最強の折り紙の本を見つけました。これは大人・子供問わず楽しめると思いました。とにかく凄いんです!今井雄大『ユルかわ!最強折り紙』の本を5名の方にプレゼント致します、ふるってご応募下さい。事務所へ直接お電話かホームページのお問合せフォームに住所、氏名、TEL番号、メールアドレスを記載し『折り紙の本』希望と記載してお申し込み下さい。ご応募の締め切りは、毎月25日です。電話054-288-0033

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