2025/08/08
縁(えん)ちゃんのひとり言 ~静岡市駿河区41.4℃?と新屋号『正直だいく!』について~2025.8月号



皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。
近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
8/6にうちの事務所の所在する静岡市駿河区はなんと気温41.4℃を観測しました。最近ニュースで石川県小松市で40.3℃、群馬県伊勢崎市で41.8℃、埼玉県熊谷市で40.7℃、兵庫県丹波市で41.2℃等々とやっていましたが、正直なところ「他所は暑くて大変だなぁ」と対岸の火事という感じでした。
千葉県に勝浦市という町がございますが、ご存知でしょうか?記録が残る明治時代から100年以上も35℃を超える「猛暑日」になった事がない町らしいです。千葉県もなかなか広いですが一応東京都の隣の県で「そんなに違うかなぁ~」と思いますが、3℃~5℃くらい涼しく冬も温暖で雪も降らないので、最近では避暑地として移住者も凄く増えているそうです。で、なぜ勝浦市が涼しいかというと海流の影響とその地形にあるそうで、水深の深い海に面している為に海風が冷たく、ヒートアイランド現象が起こりにくい事が要因だとインターネットにも出ていました。
「なるほどなぁ~、天気予報で名古屋が35℃、東京が35℃でも静岡が32℃予想なのはその為だったんだぁ~」と納得していました。「いやぁ~日本一深い水深といわれる駿河湾に改めて感謝だなぁ~」と思っていました。その矢先の41.4℃でした、自然は甘くないですねぇ・・・(笑)
8/5は関東の12地点で40℃以上を観測したそうです。これから日本は40℃は普通になってくるかもしれないですね。アジアの人は黄色人種と呼ばれますが、その中でも東南アジアの暑い地域の方々は日本人に比べ褐色の方が多いですよね。肌の色の話をするとまた人種差別とかいわれてしまうかもしれませんがそういう話でなく、こんなに暑い日が日常になってくると、日本人も近い将来に褐色の人種になってくるかもしれませんね。
私自身も職人時代はずっと外仕事だったので熱中症を現場で5~6回経験しています。目の前が真っ白になり、本当に星が出て意識を失います。本当にやばいので、皆さん、熱中症には充分お気を付け下さいね。それと女性の方はUVケアもですね・・・。(^-^;
先月に引続き、今月も少しお仕事の続きのお話をさせて頂きます。
いまうちの会社では、これからお客様にうちの会社を分かり易く知って頂く為に、ある商標を登録する為の出願をしています。もう少しで登録が完了しますが、その商標は『正直だいく!』という言葉です。
『正直だいく!』に込めた思いですが・・・。
同じ家を造るといっても大手ハウスメーカーと我々のような中小企業ではそのプロセスや考え方が全くといっていいほど違うと思っています。違うというかはっきり言って大手の真似事は残念ながら我々には出来ないという事です。テレビコマーシャルを打ったり、住宅展示場にモデルハウスを設けたりする事等々ですが、そのやり方は、いち早く一般の方々に広く認知され不特定多数の方々に知って頂き、住宅展示場にて営業活動をするというやり方です。テレビコマーシャルや毎月何百万円といわれる住宅展示場の家賃他の維持費、3~5年で建替えられるモデルハウスの建設費等で営業には桁違いの多額の費用を要します。当然にお客様が購入する家は高額になってきます。しかしお買い物にブランドが必要な方にとっては一流のハウスメーカーのブランドはかけがえのないものになります。
では小さい会社は家を建てる事が出来ないのか?となりますが、そこで逆に大手が不得手な我々のストロングポイント(強味)は何かと考えます。やはり1軒1軒を丁寧に建築させて頂き、テレビコマーシャルの代わりにお客様からのご紹介を頂く。そこに多額の営業コストがかからない為にお客様にいいものをなるべく安く還元させて頂くという事になります。つまり1軒1軒が全て展示場であり、真剣勝負そのものなんです。その家づくりに少しながらの感動するステキなストーリーをのせていく。そんなプロセスが我々の家づくりに対する考えであり、現実なんです。でないと紹介なんてあり得ないと思いますし、お客様もその気にはならないと思います。
そんな家づくりの中で、ハウスメーカーのように会社のネームバリューもない地場の工務店の私たちにとって一番の武器は「仕事に正直であれ!」なんです。職人あがりの人間にしか出来ない事があります。それは現場やこの建設業界の末端の事について嘘を付かないという事です。営業あがりではないので、決して言葉や話し方は上手じゃないかもしれません。でもなんでこうなるのか?を職人目線でちゃんと話せる強みがあります。それを皆さんに伝えていける事が一番大事で且(か)つ、うちの最大の強みだと思っています。家のデザインやカラー等はちゃんとした造り、その上に成り立っています。デザインが先行ではないと思います。この意味をちゃんとご理解頂けますと嬉しいんですが・・・。
うちの会社は、今年の11月で設立から15年になります。私が事業を始めてからは30年目に突入しました。その間には、もちろんいろんな経験をさせて頂きました。正直なところやばかったなぁ~と思った経験も何回かありました。最初は建築板金の職人からスタートさせて頂きましたが、工務店を始めてからは「間違いのない技術」がどれくらい大事かを思い知らされました。家を1軒建てさせて頂くのに大体20~30業者が入ってきます。その業者が全てまともかと思ったら大間違いで、今までにもいろんな業者に泣かされてきました。内装、水道、シロアリ業者等々。本当に酷かったです、ご興味のある方にはまたお話させて頂きますが。その為に「第三者検査」なる利害関係のない第三者の検査会社における施工のダブルチェックを全棟導入で行ってきました。先日ご契約が決まったお客様にその写真の一部(基礎工事のみ)をお見せしたらビックリしていました。人でいうところの定期検診が、これは間違いなく人間ドックですねと。今までに、某大手ローコストハウスメーカーの基礎写真をお見せして、「これで自社検査が厳しいと言っている会社もあるんですよ」と話すと青ざめたお客様もいらっしゃいました。ハウスメーカーも造っているのは会社でなく現場職人なんです。
現場職人にとって、正しいか否かの物差しは建築基準法ではなく、親方の教えなんです。親方が「ええわ、それでっ!」といえばそれが答えになります。我々はそれを『親方憲法』と呼んでいます。うちは基礎屋さんだけでも3社くらいお付き合いがありますが、その3業者が全て親方憲法だとしたら怖いと思いませんか?みんなやり方が違うんですよ。でもそれが慣習で、全てを建築基準法に照らし合わせている職人なんて皆無だと思います。だから物差しの統一の為にも第三者検査を導入しています。どの業者が入っても同じクオリティで同じ施工になるように。検査はお客様とは常に共有していて悪い箇所は問答無用で指摘されますが、指摘箇所は絶対に隠しませんし、それどころか是正されないと次の工程には進めさせません。隣で生コンのミキサー車が控えていてもです。とにかく厳しくないと意味がありません。私も建築士の資格を得てから2~3疑問に思っていた事がありましたが、自分の親方の教えを改めるまでに3年かかった事があります。それは、私にとって親方はいまでも世界で一番大切で、一番尊敬する方ですが、それくらい職人にとって親方の教えは尊(とうと)く絶対だ!という事を知って頂けると幸いです・・・(^^;
今日はほんの一部をお話させて頂きましたが、『正直だいく!』の屋号に恥じないよう正直をモットーにこれからも頑張っていく所存です。皆さんのこれまでのご縁に本当に感謝しております。これからも宜しくお願い致します。
今月はここまでです。まだまだ暑い日が続きますが、皆さんお身体ご自愛下さい。
最後にお得な情報をひとつ・・・今月は毎年恒例になりましたが、大好評の千葉県八街市の『山本梨園さんの梨 幸水3kg』を5名の方にプレゼント致します、ふるってご応募下さい。事務所へ直接お電話かホームページのお問合せフォームに住所、氏名、TEL番号、メールアドレスを記載し『山本梨園さんの梨 幸水3kg希望』と記載してお申し込み下さい。ご応募の締め切りは、毎月25日です。電話054-288-0033


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(株)メテックス建築事務所 遠藤良二