2022/12/12
縁(えん)ちゃんのひとり言 ～2022年を振り返って、ウクライナ戦争による影響について～ 2022.12月号
お便り
皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。 近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
まずは先月の「お得な情報」での『恒例のりんごのプレゼント』にはたくさんの応募をありがとうございました。今年の感謝の気持ちと致しまして、今回は応募いただいた方全員に1箱届けさせて頂きました(^O^)／
毎年ご応募して頂いている方や毎年食べて頂いている方なら感じて頂いたと思いますが、今年のりんごはここ数年では間違いなく1番の出来で本当に美味しいりんごでした。りんご園の大倉一康農園さんにも同じ事を伝えると「今年は確かに美味いねぇ～～～」と名人がおっしゃっていました(≧◇≦)
これからもお客様に喜んで頂ける限り頑張って続けていきたいと思います。
さて12月に入りましたが1年は本当に早いですね、今年ももうすぐ終わってしまいます・・・。年のせいもあるかと思いますが、めちゃくちゃ1年が早いんです！とにかく1ヶ月が早いんです！月末の支払いがやっと終わったかと思うと、「えぇ～～～」もう月末なんです。そうやって1年が終わってしまうんですね（笑）
仕事でもプライベートでもホント時間を大事にしないといけないなっとつくづく思ってしまう今日この頃です。
今年も本当にいろいろありましたね。私にとって一番ショッキングだったのはやはり「安倍晋三元首相の銃撃事件」でした。理由や動機はどうであれ、治安がいいとされている日本で起こる事件とは到底思えない出来事でした。あとはこのコラムでも取り上げさせて頂いた「清水エスパルスJ2降格」と「アントニオ猪木さんの逝去」ですかね。
今なお悲惨な状況が続く「ウクライナの戦争」も今年の2月の出来事でした。最初は「可哀想だな」とか「酷いな」とか対岸の火事くらいにしか思っていませんでしたが、ロシアへの経済制裁からまさかの材料やエネルギー等の物価高につながり、自分の仕事への影響が出るとは思ってもみませんでした。先日も新聞で「物価高による倒産ラッシュが始まった」と大きい見出しが出ていました。コロナ禍で相当のダメージを受けて瀕死（ひんし）状態だったところに物価高ですからまさに「泣きっ面に蜂」状態です。我々の建設業界は合板等の原材料のロシアへの依存度が非常に高く本当に影響が出ています。でもこれも戦争が起こってみて分かった事で、何とも複雑な気持ちです。
下請け業者さんに材木をはじめとする各業種の見積りを取らせて頂きますが、「えっ、こんなに上がったの？」と思うことがしばしばです。見積りには必ず有効期限がありますが、その大体が1ヶ月で来月は出し直しさせて下さいという内容がほとんどです。特に輸入が絡む仕入れに関しては相場が目まぐるしく動いているんですね、本当に困ったものです・・・(◞‸◟)
見積りに関してひとつ面白い話があります。ある日業者さんから「材料が凄く上がってしまって、ちょっと単価が上がりますがご了承下さい」といった内容が書き添えられた見積りが届きました。「材料は大体どれくらい上がっていますか？」と問合せしました。「2割です」と。見積りは通常100万円（税別）という感じでしたが、2割アップですから120万円（税別）という内容でした。建設業の場合、材料を売るのみの業者はそれでいいのですが、大体の業者さんは「材工共（ざいこうとも）」といって材料を自分で手配して工事までやって頂くというスタイルです。例えば電気屋さんなら、「自分で電線を購入して工事までやってなんぼ」というスタイルです。それでいくと100万円が120万円という事は、自分の工賃まで2割アップしている事になってしまいます。「材料だけが2割上がったんですよねぇ～」本来なら工賃は変わらないわけですから、100万円が110万円といいう辺りが本来の見積りではないでしょうか？と思います。
こういうのを『便乗値上げ』といいます（笑）
うちの会社も積算（見積り）に関してはこういった事を厳しくチェックする担当者がおりますが、本当に一生懸命に取り組んでくれています。下請け業者泣かせではなく、ここでチェックをキチッとしないと我々も利益を生まなければならない為にお客様のご負担が大きくなってしまいます。ただでさえ値上げを余儀なくされる状況になっている訳ですから事業のキモであり、本当に真剣に取り組まなければならない事だと思っております。
最近そんな事をいろいろな業者さんと話す機会を作っていますが、そんな中で、一部の業者さんですが「遠藤さん、原価計算をこの機会にもう一度見直してみます、協力させて下さい」という業者さんが出てきました。本当に有難いですね。いま業者不足な時期ですから、業者さんはあえて単価を下げなくても仕事は十分に受注できると思います。しかし我々のような元請業の痛みや大変さを分かろうとして下さって、「その大変さが分からなかった」とか「そんなフォローをしてくれていたなんて知らなかった」と相談にのって頂きました。そういう業者さんに限って良くしたもので現場の対応力も優れていますね(^^;
職人さんは命がけでお仕事をしてくれています。だから屋根に上ったり、危ない電気を触ったり出来るんです。でも少し堅物な人が多いのも事実です（笑）
よく職人の気持ちが分かると軽くいう人がいます。私にも22年の職人の経験がありますが、「職人の気持ちは職人にしか分かりません」。こちらも職人の痛みを分かってあげる必要がありますね、何の業界でもそうだと思いますが。こういう時にその経験が生きるとは思いませんでした。一度上がってしまった原材料や単価はなかなか下がりません。まだ3業種程度ですが、簡単にお客様に値上げをお願いするような事にならないようにこれからも精進していきたいと思います。
今年の結びとなりますが、皆さんにひとつお願いがございます。実はいま非常に集客に苦戦をしております。集客がないと営業すらできません。広告を打っても、見学会を計画しても全く効果がありません。うちの会社や商品に魅力がないだけなのかも知れませんが、建築業全体的に悪い状況といわれています。理由は、我々の敵が隣のライバルの工務店や、他社のハウスメーカーではないからなんです。我々の今の敵は『旅行会社』や『飲食業』なんです。今までコロナ禍で散々我慢させられてきた旅行を、政府が「全国旅行支援」と銘打って補助金を出してまで「旅行に行きましょう」とやっています。優先順位が家づくりの広告ではないんですね・・・(^^;
今までもそうですが、ご紹介頂いた際にはお仕事の金額にもよりますがお礼をさせて頂いております。うちの会社は『スマートポイント』というポイントでプレゼントをさせて頂いていますが「商品券」や「旅行券」「お食事券」「某有名アミューズメント施設のパークチケット」「某コーヒーショップのカード」＊広告の制限上実名を記載出来ない事をご了承下さい（笑）
等に交換して頂いている方が多数です。こんな時ですから、是非皆さんにもお客様をご紹介頂けますようご協力頂けますと本当に助かります。不躾（ぶしつけ）なお願いを致しましたが宜しくお願い致します。今月は以上です。今年一年、本当にありがとうございました。少し早いですが、皆さん良いお年をお迎え下さい。
最後にお得な情報をひとつ・・・
先日島根県の友人に非常に名前のいいワインを教えて頂きました。出雲大社のご縁より『縁結（えんむすび）』という島根県出雲市の白ワインです。今年の結びは縁ちゃんから、新年の新しいご縁を願ってこちらを5名の方にプレゼント致します。事務所へ直接お電話かホームページのお問合せフォームに住所、氏名、TEL番号、メールアドレスを記載し、『縁結ワイン』希望と記載してお申し込み下さい。ご応募の締め切りは、毎月25日です。電話054-288-0033
＊いま弊社ではアンケートをやっています。下記のQRコードからアンケートに入って頂き、このコラムの感想等を備考欄に記入して頂き、それをその先のグーグルの投稿にもコピーペーストして投稿して頂けますと抽選でAmazonギフトカード￥3,000-が当たります。最初は投稿が少ないのでかなりの確率で当たっております、良かったらご協力お願い致します、先月も当たっていますよ（笑）
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