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2022/08/09

縁(えん)ちゃんのひとり言 ~人口増加率全国ナンバーワンの街「流山市」について~ 2022.8月号

お便り

皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。 近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

既にTVや雑誌でも話題になっておりますが、いま人口増加率が全国ナンバーワンの街があります。千葉県流山市です。地方の我々にはなかなか馴染みの薄い市名ですが、柏レイソルで有名な柏市の隣の千葉県の小さな市なんです。ここ15年間で何と5万人増加し20万人を突破したというのです。
何故急激に人口が増えたのかといいますと、2006年につくばエクスプレスが開業し、都心に直結になり秋葉原まで27分という便利さで人気が急上昇したといわれています。マンション、戸建て住宅は建設ラッシュだそうで次から次へと新しい建物が出来ているそうです。駅前には大型の商業施設が出来て、コジマ×ビックカメラ、イトーヨーカドー、ベイシア、マルエツ、ベルク等の我々でも知っているようなお店が名を連ねます。人が増えれば当然に企業は出店を計画し、街はどんどん良くなって便利になっていきますよね。
ただ電車や交通インフラが整備されて人口が増えただけでは当たり前というか、コラムに書いてもつまらないなぁと思いましたが似たような実例を少し・・・。

人口の多い首都圏では今までも、西武電鉄が埼玉県の未開の地に「西武池袋線」「西武新宿線」という交通網を整備し、所沢市をはじめとする埼玉県に向けて線路沿いを中心にニュータウンを計画しました。今では所沢はなかなか手が出ない程の高級住宅地になりました。埼玉県の方には失礼かも知れませんが、たぶん埼玉県のその辺り一帯のその頃はまだめちゃくちゃ田舎だったと思います(^^;
千葉県成田市にも似た所があります。成田という畑や田んぼばかりの何もなかった未開の地に「新東京国際空港(成田空港)」が出来ました。成田には初詣で有名な「成田山 新勝寺」がありますから昔の国鉄(現JR)線は開通していましたが、空港建設で一気に街が発展するわけです。そこに別路線として京成電鉄が西武の所沢のように電車を通します。京成成田駅のひとつ手前に「公津の杜(こうづのもり)」という駅がありますが、電車開通によって新しく出来た典型的な街になっています。私は仲の良い従兄弟が住んでいて何回か遊びに行った事がありますが、街は凄く綺麗で駅周辺も凄く洗練されていた事を思い出します。私の従兄弟もそうですが、空港に勤めている家族だけで成り立ってしまう街という感じで、美味しい店や、大きい病院、スーパー等々何でもあり、何も困らない街だろうなぁという印象でした。
ちなみに私の従兄弟はANAで整備士をやっていますが、最新鋭のB-787とかA-380の整備(分かる方だけで結構です・・・(^^;)が出来る自慢の従兄弟なんですっ!!
公津の杜はかなり前ですが「略奪愛・アブない女(赤井英和・稲森いずみ・鈴木紗理奈)」というドラマの収録に使っていましたが、当時の駅前はまだ何もない感じで、いまの現状を見ると、街づくりはこうやって進んで行くんだなぁと凄く勉強になります。
神奈川県の新横浜も田んぼばかりの土地に新幹線が開通し・・・と同じ感じだと思います。今は凄い都会ですよね、やっぱり交通インフラの力は凄い!!(笑)

話は流山市に戻りまして・・・
交通インフラの力は確かに凄いと思いますが、実はこの街の発展にはいろんな秘密があるんです。
全国的に有名になった流山市の記事などで必ず取り上げられるのが、市独自の待機児童の解消策として「駅前送迎保育ステーション」があります。そのお話を聞いた時に「えっ本当?」と思いました。市内の「南流山駅」「流山おおたかの森駅」のこの2つの駅を拠点として朝、親が連れてきた子どもを預かり、各々の保育所にバスで送迎して頂けるというものです。親が保育所まで送る時間が節約できて、自分もそのまま仕事に行けるという、仕事と子育てが両立しやすくなるという仕組みです、凄い!流山市。
弊社も会社の理念に『子育て世代 絶対応援!』と掲げていますからその辺りにはかなり敏感で、本当に凄いと思いました。弊社に家づくりのご相談に来られる方の約7割は子育て世代の方で、働きたくても働けないという特にお母さん方をたくさん見ていますから、ここに魅力を感じるのは分かりますねぇ~~(^O^)/
朝だけ預けて夕方は自分で迎えに行くとかが全然自由に選択できるらしく、助かりますよね。
また流山市では200戸以上のマンション建設を計画する際に、保育所を併設するよう協力要請しているそうで、人口増がイコール待機児童数増にならないように配慮されているそうです。人気の理由は交通の便だけでなく、子育てしやすい環境が理由のようです。特に「流山おおたかの森」は子育て世代を中心に大注目の街といわれています。
「都心から一番近い森のまち」といわれ、子育てキャッチコピーは『母になるなら流山市』というものを市が掲げたそうです。広い歩道を計画する等、ベビーカーでも歩きやすい街づくり等の徹底した街の若返りに成功したのは、情熱を持った一人の市長の思いに他ならないそうです。
お役所はどこも慣習や過去の実例にならう事を良しとして、あまり真新しい事をやりたがりません。新規事業には予算(お金)も必要で、どんなに良い施策を考案しても実現は難しいのが現実です。そんな時、流山市の井崎市長は就任直後に財政立て直しの為に自分の給料をはじめ、特別職といわれる方々の給与を2割カットしたそうです。職員からは「そこまでやる必要はないのでは?」と当然にかなりの反発もあったそうですが、市の将来や、次世代の為に市を変えるんだと数年にわたって研修やディスカッションを繰り返し、職員の意識改革の努力をし続けたと聞きました。市長も自分の給料を減らしてまで予算を捻出して実行に移したんですから本気ですよね!(≧▽≦)
時々、役所の職員で立場と肩書きで上から目線で高圧的にものをいう人がいますが、ちょっと反発されて強く言われると直ぐにキャパオーバーになって、都合が悪くなると内部で移動になったり、そういう人が最後まで責任を取ったところを見た試しがありません。そこへくると井崎市長は、本当に街の将来を考える素晴らしい信念を持っていらっしゃる方で、だからこそ新しい事が出来るんだと思います。
流山市のすぐ近くにやはり人気タウンの「埼玉県の新三郷(しんみさと)」がありますが、そこにはIKEA,コストコ、イオンタウンという強力な三兄弟がいます。流山市からスムーズに車移動できるように2023年春に開通予定の橋を計画しているそうです。ますます流山市の人気に火が付きそうですね。
今月は以上です。暑い日が続きますので熱中症にお気を付けて、お身体ご自愛下さい。

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