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2021/12/10

縁(えん)ちゃんのひとり言~恒例の安曇野りんごの霜の被害と2021年について~

お便り

皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。 近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

早いもので2021年もあと20日余りで終わろうとしています、一年は本当に早いですね。
先月のりんごのプレゼントへはたくさんの応募ありがとうございました。10名様限定とさせて頂きましたが応募して頂いた方全員にお送りさせて頂きました(*^^)v

お客様の中には「遠藤さんの事じゃあ10周年ということでたぶんそうだと思いました」とか言って頂き、こちらの作戦を完璧によまれている感じでした・・・(笑)

お客様との間にそういった関係が作りたくて始めた工務店事業なので、自分の中ではそう言われて、苦笑いする事がちょっと嬉しい瞬間でもありました。

改めまして本当に10年間ありがとうございました。

プレゼントのりんごも恒例になり、応募リピーターの方も増えました。リピーターの方は気付いたと思いますが、今年のりんごはサイズも小さく、味もイマイチといわれています。理由がありまして、信州りんごの今年は3月の暖かさから花芽の生育が進んだところに霜がおりてしまったらしく、ひどいところでは2/3近い花が枯れてしまったそうです。木に結実が期待出来ず、被害額は億を超えたと聞いております。残ったりんごも傷がついたり、ヒビが入ってしまったりとりんご農家の皆さんを落胆させました。

弊社がお世話になっている農園は「大倉一康農園」といいますが、安曇野市三郷小倉という「りんごの聖地」ともいわれる地域で、同業者が名人と称す親方にりんごをお願いしております。その大倉さんをもっても「遠藤さん、今年は申し訳ないなぁ~」という年でした。

大倉さんが名人といわれる所以(ゆえん)は、りんごの酸味のさし加減だといわれています。以前大倉さんと話した時に、「遠藤さん、甘いりんごを作ることは我々にとってはそんなに難しい事ではないんだよ、難しいのは酸味なんだよ。」と教えて頂いた事があります。「甘いんじゃなくて、果物は甘酸っぱいが美味しんだよ」と。続けて「恋愛とかもそうでしょっ(笑)」と言われました。大倉さんは一見気難しい頑固おやじという風貌ですが、その時は茶目っ気たっぷりに話してくれました(^^ゞ

確かに大倉さんが作る「ふじ」りんごはシャキッと歯ごたえがあって、確かに酸味が凄くいいんです。

8月に実家に戻るからと退職した女性スタッフがいるのですが、実は青森県出身でした。昨年、りんご狩りに誘うと「私はいいです」と断られ、お土産で箱で渡したりんごまでも「実家からいっぱい送ってくるから・・・」と拒(こば)まれました。「青森以外のりんごはりんごじゃないから・・・(笑)」とも。それでも人にあげてもいいからと1箱渡しました。10日位経つと、「廊下に置いてあるアウトりんご(傷等がひどい物)を少し頂いてもいいですか?」と言ってきました。「いいよ、好きなだけ持って行きな、でも青森以外のりんごはりんごじゃないんじゃないのかぁ~?(笑)」というと、「悔しいけど美味しかった(*^_^*)」と。「あなたが美味しいなら本当に美味しいりんごなんだろうなっ」と言ったのを思い出します。

安曇野市は観光協会主催で「オーナーりんご制度」という企画があります。毎年3月に観光協会にお金を振込み、単年ごとに木を購入します。そして毎年5月末に参画している約20農園の合同で行われる開園式に出かけそこでネームプレートを頂き、その後にりんご畑に行って自分で気に入った木にネームプレートを付けます。それをりんご農園に育てて頂き、11月に収穫に行くという企画なんです。

なかなか面白い企画というか、ハマる人は毎年家族の年間行事としてリピーターでオーナーになっています。自然を相手にしているので収穫数が少ない時は、150個補償とルールも決まっています。

大先輩の弊社のリピーターのお客様に言われたことがあります、「遠ちゃん、これめちゃくちゃ面白れえなぁ~」と。「小学生の子供がな、秋の台風の事を気にするようになったんだよ」「りんご大丈夫かな~」って。自然の摂理というか、自然の恵みや自然の怖さを子供が知るきっかけになったよと。

農園の大倉さんを指さして「おのおじさんがりんごを守ってくれたんだよ」というと「おじさんありがとう」という子供さんもいました。大倉さんからも「遠藤さん、生産者冥利に尽きるなぁ」と言って頂いた事があります。

元々叔父が孫にもがしたいと始めた「りんご狩り」ですが、それを約10年前に教えて頂き私も楽しみで始めました。その後大倉農園さんに全面的にご協力頂き会社で新築をご成約頂いた方へのプレゼントにさせて頂き、お客様にも喜び楽しんで頂いてきました。今では会社の福利厚生として従業員にも毎年木をプレゼントしております。

綺麗ごとをいうつもりもありませんが・・・この企画を通してこの10年そこに人の出会いがあり、優しさや思いやりを感じさせて頂いています。大倉さんには集荷場で「遠藤さん、お茶でも飲んでやぁ」とお茶を入れて頂いたり、毎年約200箱購入するりんごの箱を車に片付けていると、「来週も来るなら置いて行っていいぞ」と倉庫をお借りしたり、最近は凄く助けて頂いています。今年はただでさえりんごが少ない年で大変なのに「遠藤さんがお客さんを楽しませ、大切にしているのがよく分かるよ。笑顔で手を振り、帰ってもらうとこっちまで嬉しいよ!」と言って頂き、「お使い物にすればいい」と帰りに売り物のりんごを70kgもお土産で持たせて頂いたりもしました、嬉しかったですね。

そんなにいっぱい頂き、自社の木もちゃんと収穫したにも関わらず今年は全然数が足りず、毎年季節のものとしてお送りさせて頂いている方々にも全員渡せない程でした。

プレゼントしておきながら下世話な話ですが、安曇野 三郷小倉のブランドりんごはただでさえ希少価値から普通のりんごより黙って20%位は高価なりんごなのですが、今年は不作からまずスーパーの箱売りの直送販売みたいのがほとんど出ていません。大体、スーパーでは野菜売場の入口で松本産、上田産、飯田産、安曇野産等の産地別に並べられて売られていますが、通常お隣の松本産が5kgで¥4,000-の時に安曇野産は黙って¥5,000-します。

確かに美味しいりんごですが、今年りんご畑の近くの直売所に行ってみると5kg箱でなんと¥7,538-(税込)でした。さすがにビックリしました(◎_◎;)

そこにお客様とスタッフ、そして皆さんの笑顔がある限り、どこまでいけるか分かりませんがこの企画はずっと続けていきたいなぁと思っております。

結びに今年もいろいろありました。自分の重大ニュースとしては、まずは56(57)年ぶりに自国開催の東京2020オリパラでの感動。心の支えだった師匠の逝去。会社設立から10周年を迎えられた事。そしてせっかく取れたプラチナチケット「竹内まりやライブ」のコロナによる公演中止でしょうか・・・?(笑)

多分来年もいろいろあるでしょうが、健康に注意し皆様のお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。すでに11年目に入りましたが、皆さんこれからも末永く宜しくお願い致します。今月はここまでです。

少し早いですが良いお年をお迎え下さい。

最後にお得な情報をひとつ・・・

今月ももう恒例になりました年末の『良かったらお正月に食べてよ、いくらのプレゼント』です。『いくら500g入り』3名の方にプレゼント致します、ふるってご応募下さい。事務所へ直接お電話かホームページのお問合せフォームに住所、氏名、TEL番号、メールアドレスを記載し『いくら希望』と記載してお申し込み下さい。ご応募の締め切りは、毎月25日です。電話054-288-0033 

会社でブログをアップしています。コメントとか頂けると嬉しいです(^^)/

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