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2020/07/10

縁ちゃんのひとり言 ~夏マスクと検察官の法律違反はNGについて~ 2020.7月号 

お便り

皆さん、こんにちは『縁ちゃん』ことメテックス建築事務所 遠藤です。

熊本県南部を中心とした九州地方の豪雨災害がニュースで報道されていますが、あっという間に50人を超える死者を数えた自然の猛威とは本当に恐ろしいですね。確かに日本は元々災害の多い国ですが、その中でも大きい災害が来るたびに「50年に一度の災害」と言ってきました。しかし昨今の災害はそれを毎年のように言っている気がします。

静岡でもこのところずっと大雨が続き、いったいいつまで降るんだろう?と怖くなるほど降っています。日本列島を線状降水帯が途切れることなく続き、連日「大雨警報」「大雨特別警報」が出続けています。早く避難するくらいしか気を付けようがありませんが、過信せず冷静な対応が必要だと改めて考えさせられました。

避難所では当然にまだコロナ対策も必要で、マスク着用、人との間隔を空ける事等の冷静な判断と対応が重ねて必要になります。若い人はまだ体が動く分だけいいですが、有事(ゆうじ)の際の高齢者の方は何が何だか分からないというのが心情ではないでしょうか?コロナ禍で避難所に行くのが嫌だと車中で生活する人がいると言っていましたが、それも間違いとは言えないと思います。残念な事に自然災害はこれからも来ると思います。コロナ禍での避難生活については地方自治体から町内会に至るまでの細かいシミュレーションが必要になると改めて感じました。

私は、昨年の10月の台風19号による大雨で堤防が決壊し甚大な被害をもたらした長野県長野市の千曲川の視察に1か月後の11月に行かせて頂きましたが、それはそれは悲惨な現状でした。収穫間近のリンゴの木が水に浸かり出荷不能になった事、新幹線の基地が水没し北陸新幹線120車両が廃車になり150億円ともいわれる損失にのぼった事は記憶に新しいと思います。

私は東日本大震災の後にも建築士として宮城県、福島県の視察に行かせて頂きましたが、津波と川の氾濫は「全てを飲み込む」という事でいえば全く同じ状況でした。家屋の中のものは全て流されてしまい空っぽ状態になり、住めなくなってしまった家がポツンと残っている状態です。川の氾濫による水害はそこに泥を伴い、水害から1ヵ月経った後でも外壁の3m位の高さまで泥が残り、周辺一帯は茶色に染まった乾いた田んぼといった風景が残っていました。本当に寂しい光景でした・・・。

私は、建設業に携わらせて頂いている者として、また一人の建築士として被害状況を見させて頂き、目の奥に焼き付けておく事には意味があると思っております。「我々が造った建物や建造物が何でいとも簡単に壊れてしまったのか?」「自然のどんな力を見抜けなかったのか?」等々、次世代に語り継いでいく使命があるからです。

零細企業の工務店の親父が何を偉そうに・・・と思われるかも知れませんが、確かに壊れない為の難しい耐力の計算等は国交省に勤めたり、ゼネコンに勤めるような専門大学を出てきた偉い人達でないと出来ません。しかし皆さんのお城である戸建て住宅を主に建設させて頂く私達は、その戸建て住宅に関してだけは絶対の理論・理屈と経験談だけは話せないといけないと思っております。学者のような数値の根拠はいえない代わりに、「自然の怖さから学ぶ絶対にやってはいけない事」を伝えるだけでも意味があると思っております。

私は建築士としての計算だけでなく、職人としての現場経験、視察で見させて頂いた経験、この地に生まれ育って得た知識・経験等々いろいろな知見から皆さんのリスクへのアドバイスが出来ればと考えております。

以前、静岡市の安倍川が危険水位まで達して氾濫の危機になった事があります。後で勉強させて頂く事になるのですが、大手ハウスメーカーの『セキスイハウス』さんはその時、安倍川周辺に建設して頂いたOBのお客様全戸に緊急配備をして、「氾濫で有事の際には家財を運び出す等何でもお手伝いさせて頂きます、何なりとお申し付けください。」と言って大雨の中で待機をしていたそうです。素晴らしい会社だと思います。

私はその日、大雨で仕事にならないからといつものように朝からパチンコを打ちに行っておりました。後でその話を聞いた時に頭のハチを掛矢(かけや *大工さんが使う大きい木槌の事)で殴られた感じになったのを覚えています。

セキスイハウスさんのような大きい会社の真似事は出来ませんが、災害が起きる可能性があるような時はお客様からいつTELが入ってもいいように、会社が休みでも事務所に詰めたり泊まったりするようになったのはその時からです。

スタッフも少ないので必ずやりますとは言えませんが、「緊急時にお客様の何らかの手助けが出来れば」と思いこれからも待機出来るよう努めてまいります。

九州地方の豪雨災害で被災された方々に謹んでお悔やみ、お見舞い、また近年各所で起こった自然災害で被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

本当なら、7月号は「いよいよ今月24日に東京オリンピックが開催されますね・・・」みたいな書き出しになる予定だったと思いますが、いま東京は連日100人を超す新規感染者が発表されています。7/9には224人と正直「大丈夫?」と思うような数字になりました。とてもオリンピックどころではなかったですね。

そんな中で行われた「東京都知事選挙」小池都知事の圧勝で再選が決まりました。投票率が55.0%と少し関心が低かったかもしれませんが、街頭演説は一切行わずに366万票を獲得しました。強力な対抗馬がいなかったとはいえ、さすがの人気です。

うるう年に366万票なんてやっぱり小池さんは持っているのかな?なんてくだらない事を思っているのは私だけでしょうか・・・(笑)

人気が先行していた前回とは違い、政治家としての本当の力量を問われるのはこれからだと思います。コロナ終息まで今はまだ東京に行くのに勇気がいますが、早く安心して上京出来るように努めて頂きたいと思います。早く元通りになる事を切に願います。前途多難な船出となりましたが、366万票はやはり重いです。コロナ対策、財政確保、そして延期になったオリ・パラの開催等々問題は山積ですが首都『東京』の顔として頑張って頂きたいと思います。

結びに小言をひとつ・・・。

「電通」に丸投げが問題になっています。ある方のSNSにもありましたが、マイナンバーポイント事業、過去のエコポイント事業、東京五輪、SNSの政府の監視、自民党の広報、消費税の広報等々国が税金を使ってやっている事にはほとんど電通やその子会社が絡んでいます。会社ですから利益を上げるのいいと思うし、国から事業を請け負うのもいいと思います。ただ、何でもかんでも電通を絡めて、電通が実際にそれをまわしているなら、いっそのこと国の運営も直接電通がやればいいとさえ思います。そうすればもう無能な政治家はいらないし、彼らの膨大なお手当もいらない。その分税金が安くなるのでは・・・?と思います。最高の費用対効果(コスパ)だと思いませんか?

少し小言を申しましたが、今月はここまでです^^;

これから暑くなります、マスクの熱中症等にお気を付け頂き、お身体ご自愛下さい。

最後にお得な情報をひとつ・・・

『長田の桃』にはたくさんの応募ありがとうございました。仕入れた桃が少し小ぶりでしたので、長田の桃ジャムを同封して結局全員に贈らさせて頂きました(笑)今月は知人が台湾のマンゴーの輸入をしている関係で、高級果物『台湾マンゴー』をプレゼント致します。昨年食べましたが美味しかったです。今月は2個入を5名の方にプレゼントです。

事務所へ直接お電話か、ホームページのお問合せフォームに住所、氏名、TEL番号、メールアドレスを記載し、『台湾マンゴー』と記載してお申し込み下さい。

ご応募の締め切りは、毎月25日です。電話054-288-0033

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